ウェットスーツの寿命は何年かご存知ですか?
答えは、約3年と言われています。
但し、扱い方のコツを押さえておけば、寿命を伸ばすことも可能です。
もちろん、海に入る頻度により異なるでしょう。
ちなみに私は、現在7年目に突入したジャーフルを持ってますが、まだまだバリバリの現役です。
ウェットスーツは、紫外線やクラゲから守ったり、体温を維持するためにサーファーにとって非常にありがたい存在ですよね。
そんなウェットスーツを、あなたは正しい方法で保管できていますか?
ウェットスーツは安くありません。
当然、できるだけ長く使いたいですよね!
そこで今回の記事では、サーフィンをする上で必要不可欠なウェットスーツを長持ちさせるコツを紹介して行きたいと思います。
それでは、どうぞ!
ウェットスーツの洗い方とは?
真水でやさしく洗い塩抜きをする
ウェットスーツの素材は熱いお湯で洗ってはダメです。
なぜなら、ウェットスーツは気泡を含んだネオプレン(クロロプレン)という特殊なゴム(ラバー素材)で作られているため、熱いお湯などで洗うと縮んでしまう可能性があるんです。
また、接着剤が熱いお湯によって、剥がれたりすることもあります。
なので、真水で洗う必要があるんですね。
ぬるま湯くらいなら問題ないでしょう。
ウェットスーツは思った以上に砂がついています。
隅々までしっかりと砂を流し、水で落とせる汚れはこの時点で全て洗い流しておきましょう。
また、ウェットスーツは海水に浸かってきているので、もちろん塩をたくさん含んでいます。
その塩はしっかり抜かないといけません。
塩抜きをしないと、ウェットスーツが痛みやすく劣化の原因となります。
高価なウェットスーツはできるだけ長く快適に使用したいですよね!
塩を抜く際は、バケツに水を溜め、3〜4回は軽くもみ洗いし、最後に水を溜め、できれば数時間水につけておくといいでしょう。
それと、ウェットスーツと一緒にリーシュコードも同じバケツの中で洗うときは、リーシュコードのベルクロの部分は砂を洗い落とした後にしっかりとくっつけておきましょう。
ベルクロは巻いてくっつけておかないと、ウェットスーツの生地に引っ付いて、生地が痛んでしまうので覚えておきましょう!
専用の洗剤でしっかり洗う
ウェットスーツは黒色が多く、汚れが見えにくいかもしれませんが、意外と汚れているものです。
なので、しっかりと専用の洗剤で洗いましょう。
強く洗いすぎると、摩擦などでゴムが傷ついてしまいます。
これも劣化の原因となるので、やさしく洗うよう心がけましょう。
ソフナー(柔軟剤)で仕上げ
ウェットスーツを使っていく上で、一番恐ろしいことと言っても過言ではないこと、それは生地が硬化していくことです。
生地の硬化を防ぐため洗濯の最後の工程として、ソフナーをウェットスーツにしっかりと染み込ませる必要があります。
この工程で重要なことは、染み込ませたソフナーを洗い流さないということです。
ある程度染み込ませたと思ったら、そのままウェットスーツを干してください!
これらの工程が終わったら、日陰で風通しの良いところで肩幅が太くて大きいハンガーにかけて干しましょう。
Tシャツを干すような細いハンガーを使ってしまうとウェットスーツに線の跡がついてしまい、その跡はなかなか消えないので細いハンガーを使うのはやめましょう。
ウェットスーツのハンガーはケチらずに専用のハンガーを買った方がいいです!
ここまでウェットスーツの洗濯方法を書いてきましたが、次は保管方法です。
正しい保管方法で保管するだけでウェットスーツは長持ちするようになるので、ぜひ参考にしてください!
手間を省きたい方は、シャンプーとコンディショナーが一体になった2in1タイプをどうぞ!
より経済的ですね。
ウェットスーツの保管方法とは?
専用のハンガーに掛けておく
ウェットスーツの保管方法として、最も良いのはハンガーにかけておくことです。
ウェットスーツ専用のハンガーにかけてください。
さきほども書いたように細いハンガーにかけておくことは、跡がついてしまうのではやめましょう。
また、ハンガーがないからと言って、たたんで保管するのも絶対にやってはいけません。
折り目がつき、その折り目は消えにくいので気をつけましょう。
風通しのよいところで保管
日当たりのよいところで干したりするのは絶対にやめましょう。
ウェットスーツの素材であるゴムは紫外線にも弱いのです。
なので、ウェットスーツは日陰で風通しの良いところで干してください。
また、表が乾いていても中がまだ乾いてないということもよくあるので両面しっかりと乾かしてください。
ポイントは、最初は裏返して、裏地を外側にして干して、乾いたら表地を外側にして干すようにしましょう。
ダメージチェック
ダメージチェックも保管する上でとても大切なことです。
こまめに裂けたりしているところがないかしっかりと確認してください。
裂けてしまっていた場合、お店に出すか、ウェットボンドを使い、自分で直すようにしましょう。
ダメージを放っておくと、どんどん裂け目が大きくなったりしていくので、少しでも早く直すようにしましょう。
衣類と同じ場所に保管しない
なぜ一緒に保管してはいけないのかと言うと、衣類はウェットスーツのゴムと反応し、衣類が変色してしまう可能性があるからです。
なので、衣類とともに保管は絶対にやめておきましょう!
注意点
もうひとつ注意点を挙げるとすれば、車内にウェットスーツを放置しないことです。
夏場とかだと、車内の温度が急激に上がるため劣化の原因にとなってしまいます。
とにかくウェットスーツは高温多湿に気をつけて保管してください。
ここまでウェットスーツを長持ちさせるコツとして、洗濯方法、保管方法を紹介してきましたが、長くなったのでまとめたいと思います。
まとめ
ウェットスーツは、サーフィンをする上で体を守ってくれるとても大事な物です。
また、ウェットスーツは、扱い方によってはとても長持ちします。
今回、この記事で紹介したことに注意しながら、ウェットスーツを扱っていきましょう!
・真水(ぬるま湯)で優しく洗い、塩抜きをする
・専用の洗剤やシャンプーでやさしく洗う
・ソフナーで仕上げ
<保管方法>
・専用のハンガーにかけて保管する
・風通しの良いところで干す
・ダメージチェックをこまめにする
・衣類と同じ場所に保管しない
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